1227かいしゃほう
どうも。
こないだ、年内の監査対応が終わった。
ぼくは税務業務の傍ら、監査対応もしているので簡単に記載をしてみようと思う。
ぼくの会社は会社法上の大会社にあたるので、財務諸表監査を受ける義務がある。
大会社とは、会社法上、最終事業年度の負債の部が200億円以上または、資本金が5億円以上の会社を言う。
中小企業関連法上、税法上で、大会社の定義は異なるので興味があれば調べてみてください。
つまり、でかい会社は社会的影響もでかいのでちゃんと財表作れよっていう話なんだと理解してる。
また、上場企業でもあるので内部統制監査も法定されている。
上場企業は、株主から金集めて事業運営してるんだから内部統制ちゃんと効かせて不正が起こらないようにしろよってことなんだと理解してる。
おそらく立法趣旨はこんな感じ。
監査をやるのはわかった。
じゃあ、誰がやるのか?
それは監査法人または公認会計士による監査、と決められている。
公認会計士ってなんかすごそう、と思ったきみ。
その通り、かなりすごいぞ。
多くの人はキャンパスライフの大半を勉強に費やし、ろくな人間関係も築かずに会計士として監査をしに会社にやってくる。
人間性が乏しいにもほどがあんだろ!
というのが率直な感想だ。
世間話はおろか、敬語もままならないようなアラサーが山ほどある。
驚いたのが
「ご質問がありますのでこちらまでお伺いできますでしょうか。」
「(私が)ご質問があります」…?
「ご」は要らねえだろ…
「お伺い」…?
謙譲語だろ…?
ぼくが間違えてるのかと思い、「伺う」をググっちゃったじゃんよ。
会計の勉強の前にやることあんじゃねえの…と言いたいが、まあ仕方ないんだろう。
そして意外なことに、彼らの学歴は決して高くない。
わたしの対応している監査法人は四大の一つで、人手不足とはいえある程度の採用基準はあるんだろうが、
MARCHにも届かない学歴の人がほとんどだ。
勉強から避け続けたぼくにも劣る学歴の彼らに監査を受けるというのはなんとも不思議な気持ちだ。
(試験さえ通れば学歴はまったく関係ないが)
学歴なし、人間性なしの彼らが一流のビジネスマンとなれる唯一の道が会計士という資格なんだろう。
そう思えば応援したくなってきた。
勉強はしてこなかったけど社会性は身につけたので、敬語くらいは教えてやるよ。
その代わり、会計知識は教えてくれ。
そんな感じです。
でわ。